
年収が上がるたびに、使うサービスを変えてきた
僕はこれまで4回転職して、年収410万から1200万になった。
転職するたびに気づいたことがある。年収帯によって、使うべき転職サービスはまったく違う。
年収400万台のときに使っていたサービスは、年収800万を超えたらほぼ役に立たなかった。逆に、年収1000万超で効くサービスは、400万台のときには存在すら知らなかった。
これは誰も教えてくれなかった。自分で転職を繰り返して、ようやくわかった。
今回は僕の実体験をもとに、年収帯ごとに何を使って、何が効いたのかを正直に書く。
年収帯別:僕が実際に使った転職サービス
まず全体像をテーブルにまとめる。
| 転職 | 年収変化 | 使ったサービス | 転職先 |
|---|---|---|---|
| 1→2社目 | 410万→450万 | キャリアトレック(ビズリーチ系) | フィットネスベンチャー |
| 2→3社目 | 450万→670万 | doda | 大手通信会社 |
| 3→4社目 | 670万→860万 | JACリクルートメント | 大手小売グループ |
| 4→5社目 | 860万→1200万 | doda(エージェント直接) | 大手保険会社 |
| 副業 | +約100万/年 | ビズリーチ | 愛媛県デジコ |
ポイントは、同じdodaでも使い方がまったく違うということ。
2回目の転職では普通にdodaの求人サイトから応募した。4回目の転職では、担当エージェントと毎週電話するという使い方をした。同じサービスでも年収帯が変わると攻略法が変わる。
各サービスを選んだ理由
キャリアトレック(年収400万台) 当時はとにかく求人の数が欲しかった。キャリアトレックはビズリーチ系のサービスで、スワイプ形式で気軽に求人を見られた。年収400万台は求人が山ほどある。選び放題だった。
doda(年収450万→670万) 求人数が圧倒的に多い。この年収帯なら総合型エージェントが一番効率がいい。実際、dodaで大手通信会社の求人を見つけた。
JACリクルートメント(年収670万→860万) ここから世界が変わった。JACは「両面型」といって、企業の担当者とキャリアアドバイザーが同一人物。つまり、企業の内部事情を知っている人が直接アドバイスしてくれる。年収600万を超えると、求人の精度が重要になる。数じゃなくて質。JACはその精度が抜群に高かった。
doda エージェント直接(年収860万→1200万) 後で詳しく書くけど、エージェントと毎週10分電話するという地味な戦術が最強だった。
ビズリーチ(副業) ビズリーチは転職だけじゃなく、副業案件も流れてくる。僕が愛媛県のデジタルコーディネーター(年収約100万の副業)を見つけたのもビズリーチ経由。愛媛に縁はまったくなかった。
年収400万台と1000万超。転職活動はこんなに違う
ここが一番伝えたいところ。
| 年収400万台 | 年収1000万超 | |
|---|---|---|
| 求人数 | 大量。選び放題 | 激減。月に数件レベル |
| 活動スタイル | 自分から応募 | 待ちの姿勢 |
| 非公開求人の割合 | 低い | かなり高い |
| 重要なこと | 数を打つ | エージェントとの信頼関係 |
| 活動期間 | 1〜2ヶ月 | 3〜6ヶ月以上 |
| スカウト | ほぼ来ない | 主要な経路になる |
年収400万台のとき、僕は求人をスワイプしまくっていた。「これもいいな」「あれもいいな」と選ぶ側だった。
年収1000万を超えると、そんな余裕はない。そもそも応募できる求人がほとんどない。
非公開求人の割合が跳ね上がるから、自分で求人サイトを眺めていても見つからない。エージェントが「この求人、あなたに合うと思います」と持ってきてくれるのを待つしかない。
正直、焦った。大手小売グループの状況が変わって転職を考え始めたとき、「自分のレベルで応募できる求人がこんなに少ないのか」と思った。
ハイクラス転職で一番効いた戦術:毎週10分の電話
地味すぎて誰も記事にしないと思う。でも僕の実体験では、dodaのエージェントと毎週10分電話するのが最強だった。
やったことはシンプル。
- ▸毎週決まった曜日に10分だけ電話する
- ▸「今週、新しい求人ありましたか?」と聞く
- ▸自分の状況や希望の変化を伝える
- ▸エージェントの話も聞く
たったこれだけ。
でもこれをやると、エージェントの中で自分の優先順位が上がる。
考えてみてほしい。エージェントは何十人もの転職希望者を抱えている。全員に平等に求人を紹介するわけがない。毎週連絡してくる人と、3ヶ月に1回しか連絡しない人、どっちに良い求人を先に紹介するか。答えは明白だと思う。
実際、現職の大手保険会社の求人もこのエージェント経由で見つかった。毎週の電話で僕のスキルや希望を細かく理解してくれていたから、「この求人、合うと思います」とピンポイントで持ってきてくれた。
年収1000万超の転職では、求人の数が少ない分、1つの求人との出会いの質がすべてを決める。その質を上げるのが、エージェントとの信頼関係だった。
スカウト型サービスの使い方
年収800万を超えると、スカウト型サービスの価値が一気に上がる。
年収400万台のときにもスカウトメールは来ていたけど、正直あまり質が高くなかった。テンプレ感のある大量送信が多かった。
800万を超えたあたりから、スカウトの内容が変わった。
- ▸「あなたの経歴を見て」と具体的に書いてくるスカウトが増える
- ▸ポジションが明確(「デジタルマーケティング部門の課長候補」など)
- ▸年収レンジが最初から提示される
ビズリーチはこの年収帯で最も力を発揮する。僕の場合、転職だけじゃなく副業案件もビズリーチで見つけた。愛媛県のデジタルコーディネーターの仕事がまさにそれで、週1回・1回2万円という条件で今も続けている。
スカウト型で大事なのは、プロフィールの更新頻度。3ヶ月に1回は経歴やスキルを見直す。最終ログイン日が新しい人ほどスカウトが来やすい。地味だけど効く。
年収1000万超の落とし穴
年収が上がると転職が楽になると思っていた。現実は逆だった。
落とし穴1:求人が圧倒的に少ない 年収400万台の求人は数万件ある。1000万超になると、数百件、下手すると数十件。選択肢がほとんどない。
落とし穴2:ポジションが限定される 年収1000万超だと「マネージャー」「部長候補」など管理職ポジションがほとんど。プレイヤーとして手を動かしたい人にとっては、かなり窮屈になる。
落とし穴3:転職活動が長期化する 僕の場合、大手小売グループから現職への転職は半年近くかかった。年収400万台のときは1ヶ月で決まったのに。焦るとろくなことがない。でも焦る。会社の状況が変わって「早く出たい」と思っているのに、応募できる求人がない。あの期間は精神的にきつかった。
落とし穴4:年収ダウンの提案が増える 「この求人は年収900万ですが、ご検討いただけますか?」みたいな提案が普通に来る。年収を下げてでも行きたい会社なのか、冷静に判断する必要がある。
結局、大事だったこと
振り返ると、年収帯ごとにサービスを変えてきたのはたまたまだった。計画的にやったわけじゃない。その都度「なんか違うな」と感じて、別のサービスを試していただけ。
ただ、1つだけ意識的にやったことがある。エージェントとの関係を大事にした。
毎週10分の電話。地味だし、面倒だし、正直サボりたい週もあった。でもこの習慣が、年収860万から1200万への転職を実現させた。
年収1000万超の転職は、求人サイトを眺めているだけでは絶対にうまくいかない。非公開求人の世界にアクセスするには、エージェントに「この人に紹介したい」と思ってもらう必要がある。
もし今、年収が上がってきて「転職活動のやり方が変わった気がする」と感じている人がいたら、それは正しい感覚だと思う。年収帯が変われば、ゲームのルールが変わる。
僕も最初は気づかなかった。年収400万台のやり方のまま800万の転職活動をして、全然うまくいかなかった時期がある。
年収が上がるほど、転職は「待ち」と「信頼」のゲームになる。それを知っているだけで、だいぶ楽になると思う。
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