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副業ブログの始め方【2026年】会社員が開設して続けるまでの全手順

副業ブログの始め方【2026年】会社員が開設して続けるまでの全手順

2026-08-05

12分で読めます

副業ブログ副業ブログ運営

「副業ブログを始めたい。でも、何から手をつければいいのか分からない」。検索すると「10分で開設できる」という記事ばかり出てきて、費用の話はなんとなくぼかされている。結局いくらかかるのか、いつ稼げるのかが分からないまま——そんな状態の方に向けて書いています。

僕はデジタルマーケティング業界で10年ほど働いている現役の会社員で、本業とは別にこのサイトを運営しています。平日は仕事で潰れる人間が、どこまで現実的にやれるのか。その前提は共有できるつもりです。

最初に不都合なことを書いておきます。副業ブログの大半は挫折します。開設は簡単なのに、収益が出る前の「無風の数ヶ月」を越えられずに止まる。なのでこの記事では、勢いをつける言葉ではなく、始める前に知っておくべき数字と手順を並べます。

結論|初期費用は年1万円台、週5〜10時間、収益化は早くて半年

細かい説明の前に、知りたいところから答えます。

  • 初期費用:レンタルサーバー12ヶ月契約+無料テーマなら年間1万2,000円前後。有料テーマを入れると初年度は3万円弱
  • 必要な時間週5〜10時間。1記事に3〜5時間かかるので、月4本ペースならこのくらい
  • 収益化までの期間早くて半年、平均で1年前後。最初の3ヶ月はほぼ0円が普通
  • 止めるべきか続けるべきか:初期費用が月1,000円程度なので、金銭的な失敗リスクは小さい。失うのは主に時間

つまり副業ブログは「損失は小さいが、回収に時間がかかる」タイプの副業です。3ヶ月で5万円ほしい人には向きません。逆に、本業のスキルや経験を文章にして残していきたい人には相性がいい。この見極めを最初にやっておくと、後で無駄に自分を責めなくて済みます。

本業のスキルを直接お金に換えたいなら、スポットコンサルや業務委託のほうが早いです。副業全体の選択肢を比べたい方は副業で年収アップ|本業のスキルを売る方法も合わせて読んでみてください。

始める前に確認する3つのこと

サーバーを契約する前に、済ませておきたい確認が3つあります。ここを飛ばすと後戻りが面倒になります。

1. 就業規則を読む

まず自分の会社の就業規則です。「副業禁止」「許可制」「届出制」のどれなのかを、想像ではなく条文で確認してください。副業解禁が進んだとはいえ、許可制のままの会社は珍しくありません。

ブログは業務時間外に自宅でやる作業なので、競業や情報漏洩に触れにくい部類ではあります。ただ、業界の内部事情をそのまま書けば守秘義務の問題になり得ますし、実名で会社が特定できる状態にすれば話が違ってきます。会社との関係でどこまで書けるかは、副業ブログは会社にバレるのかで整理しています。

2. 税金の入口だけ把握しておく

収益が出てからでいいのですが、仕組みだけ先に知っておくと安心です。給与以外の所得が年間20万円を超えたら所得税の確定申告が必要になります。そして見落としがちなのが、20万円以下でも住民税の申告は必要という点。

確定申告のときに住民税の徴収方法で「自分で納付(普通徴収)」を選べば、副業分の住民税が会社の給与から引かれずに済みます。ただ自治体によって扱いが違うので、そこは各市区町村の案内を確認してください。サーバー代やドメイン代は経費に計上できるので、開設した時点からレシートと明細は残しておくのが吉です。詳しい流れは副業ブログの確定申告にまとめました。

3. 何について書くか、ざっくり決める

「とりあえず開設して、書くことは後で考える」——これが一番挫折します。テーマが決まっていないと、記事のネタを毎回ゼロから探すことになるので、単純に苦しい。

厳密なジャンル設計は後からでも直せます。ただ「自分が3年後も語れる領域か」だけは先に自問しておいてください。この時点で決めるのは、専門特化にするか雑記にするかという方向性と、大まかな領域の2つで十分です。

副業ブログ開設の5ステップ

ここからが実作業です。2026年時点では、レンタルサーバーの申し込みフォームでドメイン取得とWordPressインストールまでまとめて終わるので、詰まらなければ1時間ほどで公開状態まで行けます。

STEP1|レンタルサーバーを契約する

最初の関門で、ここでの選択がいちばん後戻りしにくい。主要3社の料金を確認しておきます(すべて税込・2026年8月時点)。

サービスプラン12ヶ月契約の実質月額初期費用ドメイン特典
エックスサーバースタンダード990円(36ヶ月なら693円)0円12ヶ月以上で2つ永久無料
ConoHa WINGWINGパック ベーシック991円(36ヶ月なら649円)0円2つ永久無料
ロリポップ!ハイスピード660円〜0円12ヶ月以上契約で2個ずっと無料

料金差は月に数百円で、3年分でも1万円ちょっとの違いです。ここで何時間も悩むより、動かし始めるほうが価値があります。とはいえ「乗り換えは面倒だから最初で決めたい」というのも本音でしょうから、比較はレンタルサーバー比較に、二強の直接対決はエックスサーバーとConoHa WINGはどっちに分けて書いています。

なお、長期契約のほうが月額は下がりますが、続くかどうか分からない段階で36ヶ月を選ぶ必要はありません。まず12ヶ月で走って、1年後に更新するかを判断すればいい。両社とも無料お試しや初月無料の枠があるので、そこから触ってみるのも手です。

STEP2|独自ドメインを取得する

`〜.com` のような自分専用のURLを取ります。サーバー契約時の「クイックスタート」を使えば、申し込みフォームの中で取得まで完了します。

単独で取ると `.com` の更新料は年2,000〜2,500円程度、加えて登録業者によってはサービス維持調整費が数十%上乗せされるので、実質は年2,700円前後になることも。サーバーの永久無料特典を使えばここが0円になるので、素直に特典を使うのが合理的です。

名前は短く、覚えやすく、日本語をローマ字にしただけの長い文字列は避ける。それだけ意識すれば十分です。ドメインは後から変えられないので、5分だけ真剣に考えてください。

STEP3|WordPressをインストールする

クイックスタートを使っていれば、この工程は自動で終わっています。手動でやる場合も、管理画面の「WordPress簡単インストール」から数クリックです。

ここで設定するブログ名は後から変更できます。決まらなければ仮の名前で進めて構いません。

STEP4|テーマを決める

テーマは見た目と機能の土台です。ここで多くの初心者が沼にはまります。

無料テーマなら「Cocoon」が定番で、SEOに必要な設定項目は揃っています。有料テーマは「SWELL」が17,600円(税込・買い切り、複数サイトで使用可)、他のメジャーなテーマも1万5,000〜2万円前後の買い切りが相場です。

僕の考えは「最初は無料テーマで書き始めて、10記事書けたら有料テーマを検討する」。理由は単純で、テーマを変えても記事が増えるわけではないからです。デザインをいじっている時間は、気持ちは進んでいるのに実際には1文字も増えていません。ただし後からの乗り換えは装飾の作り直しが発生するので、最初から数年やる覚悟があるなら初手で有料テーマというのも合理的な選択です。

STEP5|初期設定を済ませる

公開前に済ませておく設定は、実質4つだけ。

1. パーマリンク設定:「投稿名」に変更する。後から変えると全記事のURLが変わるので、最優先 2. SSL化(https):サーバー側で無料SSLを有効にして、サイトアドレスをhttpsに揃える 3. プライバシーポリシーと運営者情報の固定ページ:広告を貼るなら必須。AdSense審査でも見られる 4. Google Search ConsoleとGA4の登録:検索順位とアクセスを見る道具。無料

プラグインは最初から入れすぎないこと。動作が重くなるうえ、不具合の原因切り分けが面倒になります。

何を書くか|ジャンル選びとキーワード選定の入口

環境が整ったら、いよいよ中身です。ここが本番で、正直ここから先が9割です。

ジャンルは「経験」と「需要」の重なりで選ぶ

ブログのジャンル選びでよく言われるのが「好きなことを書け」と「稼げる分野を選べ」。この2つは矛盾するように見えますが、実際に機能するのは重なった部分です。

僕の見方は、自分が金と時間を使ってきた領域を棚卸しするところから始めるのが早い。仕事で使ったツール、受けた資格試験、通ったスクール、転職で使ったサービス。実際に体験した領域は、調べただけの人には書けない具体性が出ます。AIが量産する記事が溢れている今、この一次情報の差は以前より大きな武器になっています。

避けたほうがいいのは、医療・健康・金融といった、生活や資産に直結する分野の入口キーワード。Googleが専門性を厳しく見るので、個人ブログが上位に入るのは相当きびしいです。

キーワードは「読者の疑問」の形で拾う

記事を書くときは、思いつきのタイトルではなく、誰かが検索窓に打ち込む言葉から始めます。「〇〇 やり方」「〇〇 おすすめ」「〇〇 いくら」のような形ですね。

最初は検索数の多い言葉を狙わないこと。「副業ブログ」だけで戦っても、まず勝てません。単語を2〜3語つないだ、対象が絞られたキーワードから入る。書く順番としては、まず自分がいちばん詳しいテーマを3〜5本書いて、そこから広げるのがやりやすいと思います。

収益化の仕組み|AdSenseとASPの違い

副業ブログの収入源は、大きく2つに分かれます。混同されがちなので、ここは整理しておきます。

Google AdSenseASP(アフィリエイト)
報酬の発生広告が表示・クリックされた時点商品購入や申込が成立した時点
単価の目安1クリック20〜30円前後1件数百円〜1万円超
必要なPV多い(アクセス量が収入に直結)少なくても成立し得る
手間自動配信なので少ない案件選びと記事設計が必要
始める条件審査あり(15〜20記事が目安)登録は無料・即日〜数日

AdSenseはクリック課金型で、記事の内容に合った広告が自動で表示されます。手離れは良いのですが、単価が低いのでアクセス量がそのまま収入になる構造。月1万円を目指すなら数万PVの規模が必要になります。

ASPは成果報酬型で、A8.netやもしもアフィリエイトなどに登録して案件を選びます。1件あたりの単価が高いので、月間数千PVでも収益が立つことがある。ただし「読者が申し込む理由」まで書き切る必要があるので、記事の難易度は上がります。

現実的な順番としては、まずASPに登録して書き始め、記事が15本ほど溜まったところでAdSenseに申請する。AdSenseの審査は年々厳しくなっていて、体験に基づく独自の内容を求められる傾向があります。逆に言えば、審査に通る記事を書いていれば、それは検索でも評価されやすい記事ということです。

数字の現実も置いておきます。日本アフィリエイト協議会の「アフィリエイト市場調査2025」(2025年12月調査、有効回答1,000名)では、月間収入1,000円未満が52.5%、月3万円以上は12.4%。一方でアフィリエイト歴5年以上の人が32.0%を占めていて、時間をかけて運営している人ほど収入が高い傾向が示されています。半分は1,000円未満、でも続けた人の中には届いている人がいる。これが実態に近い姿だと思います。

続けるための現実的な運用

ここが本題かもしれません。開設は誰でもできて、続けられる人が少ない。

週1本を「本業のリズムに埋め込む」

会社員が月8本書くのは、繁忙期に入った瞬間に崩れます。週1本=月4本を上限として設計するほうが、1年後に残っている確率は高い。年間50本弱、これで十分に土台になります。

そして「時間ができたら書く」は機能しません。時間はできない。曜日と時間帯を先に決めて、そこに埋めてしまう。朝の1時間でも、通勤中にスマホで下書きだけでも、決まった枠に入っているかが分かれ目です。

3ヶ月は「無風」だと先に知っておく

新しいドメインは、検索エンジンに評価されるまで時間がかかります。最初の3ヶ月はアクセスがほぼ動かない。ここで「向いていないのかも」と考えて止める人が本当に多い。

無風の期間を耐える方法は、アクセスではない指標を見ること。公開本数、Search Consoleに表示され始めた検索語、書くスピード。この辺りは自分の努力で動くので、モチベーションの燃料になります。

完璧を目指さない、あとで直す

1記事目から完成品を作ろうとすると、1本に10時間かかって力尽きます。ブログの最大の利点は、公開後にいくらでも直せること。7割で出して、順位や検索語を見ながら手を入れるほうが速く上達します。

僕もこのサイトの記事を定期的に見直していますが、書いた直後は分からなかったことが、数ヶ月後のデータを見て初めて分かる。この繰り返しでしか精度は上がらないのだと思っています。

撤退ラインを決めておく

これは意外と大事です。「1年やって月1,000円に届かなかったら方針を変える」くらいの基準を先に置いておくと、ダラダラ続けて時間だけ溶かす事態を避けられます。撤退といっても、ジャンルを変える、収益源を変える、といった軌道修正のことです。サーバー代が月1,000円弱なので、判断を急ぐ必要もありません。

よくある質問

Q. 今から副業ブログを始めても遅くないですか?

「もう遅い」と言われ続けて10年以上経っているジャンルです。競争が激しくなったのは事実ですが、狙う範囲を絞れば入る隙間はあります。むしろAI生成の記事が量産される時代になったことで、実際に体験した人が書く記事の価値は相対的に上がっています。ただし「なんとなく雑記」で始めるのは、以前よりきびしくなったと思います。

Q. スマホだけで運営できますか?

下書きはスマホでも十分できます。ただ、記事の装飾や画像の配置、Search Consoleでの分析はPCのほうが圧倒的に速い。通勤時間にスマホで書いて、休日にPCで整えるハイブリッドが会社員には現実的です。

Q. 何記事書けばアクセスが来ますか?

記事数よりも「検索されている疑問に答えた記事があるか」で決まります。狙いが合っていれば10本でも流入は始まりますし、外していれば100本書いても動きません。目安として30本前後で傾向が見え始めるので、そこまでは走ってみてほしいところです。

Q. 有料の教材やコンサルは必要ですか?

最初は不要です。基本的な手順は無料の情報で十分に揃いますし、始めた時点では何が分からないのかも分かっていない段階なので、教材の良し悪しを判断できません。半年やって具体的な壁にぶつかってから検討するほうが、同じ金額でも回収率が上がります。

まとめ

副業ブログを始めるためにやることを、もう一度並べておきます。

1. 就業規則を確認し、税金の仕組みをざっくり把握する 2. 何について書くかの方向性を決める 3. レンタルサーバーを12ヶ月契約する(月990円前後) 4. 独自ドメインを取り、WordPressを入れる 5. 無料テーマで始めて、パーマリンクとSSLを設定する 6. まずASPに登録し、週1本のペースで書き始める 7. 15記事あたりでAdSenseに申請する

初期費用は年1万円台。失うものは小さく、リターンが出るまでは時間がかかる。派手さはないけれど、書いた記事が資産として残っていく構造は、会社員の副業としてかなり相性がいいと思っています。

大半は挫折します。でもそれは能力の問題ではなく、無風の3ヶ月を織り込んでいなかったから起きることが多い。だから最初に現実的な期待値を置いてから始めてください。まずはサーバーを契約して、パーマリンクを設定する。そこまで終われば、あとは書くだけです。

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